応援している人、いますか?


舞台の、観劇の申し込み時に、
『応援している役者がございましたら、その名前をご記入下さい。』
というケースが結構あります。


この時、正直に、応援している人を記入すると、


ちょっと良いことがあるケースと、
極めて微妙なケースと、
大勢に影響のないケースと、


主に3通りの結末が待ちうけているかと思います。


例えば、
応援している方を記入して、ちょっと良いことがあったケースは、
川瀬ゆう子さんや梶田夕貴さん、友永朱音さん、ご出演の、
年に一度の貴重な「SHAFT」さんの公演。



そして、
先日、観劇させて頂いた「クリアスリープ」さんの公演は、
……極めて微妙なケース、でした。


観劇の際、
あらかじめ割り振られた指定席になっているのですが、
問題は、その『割り振られ』かたです。
自分を含めまして、
共通の応援しているある方を記入したと思われる、お客さんは、


揃 っ て 皆 さ ん 後 部 座 席 へ ご 案 内 。


隔離政策?
役者さんの安全確保の為?
防犯上の為…でしょうか?
いえ、確かに、心配も無理はないかと思いますが、
少しだけ、凹みましたよ。


自席の周りから聞こえてくる会話も、
その、誰を観にきたか、わかりやすすぎな内容。
初日の観劇時には、
祖父の紙袋を誇らしげに振り回して、
同日発売、八月の新作の話題で盛り上がっている人も……。


今日は「クリアスリープ」さんの舞台の観劇ですよ?
よりによって今日だけは、この場で八月の話題は止めて………


と、強く思いましたが、ひたすら我慢の子、でした。



さて実際、
「人ゴミの軌跡」の舞台ですが、
率直に、面白かったです。


出演者それぞれの方の熱演、並びに好演、
裏方さん、スタッフの堅実さがうかがえる仕事、
各々が役割分担をきちんと成し遂げたことが、
お客さんに伝わってくる、
とても良い公演だったと思います。



ほんの少しだけ、涙しました。
色々な意味、
様々な想いで……。