「九龍迷廊」観劇

 
 
昨日は、
仕事終了後、
かねてより楽しみにしていました「九龍迷廊」の観劇に足を運びました。
 
 
  SHAFT 6th PERFORMANCE 「九龍迷廊 -kowloon maze-」
 
 「その穴をのぞいたら何がみえるだろう?
 向こうには何があるのだろう?
 廃墟のビルの一室か使われなくなった便所か忘れられた空き地か?
 そこに君がいったこともない部屋や風景や人々がいたら
 君はその向こうに行きたいか? 躊躇するか?
 一緒にいかないか? 忘れ去られた九龍城へ!」
 
 作:神崎誠人
 演出:赤羽律
  
 2006年6月23日〜25日
 場所:大塚萬スタジオ
  
 <CAST> (敬称略 五十音順)
 石井保
 石鍋将彦
 えんどうたいと
 梶田夕貴
 川瀬ゆう子
 木村茂雄
 瀬水暁
 月村朱海
 友永朱音
 新田浩子
 ひなたたまり
 平井理子
 山本知宏
 
 
さて、観劇の感想ですが、
………もったいないなぁ、というところでしょうか。
 
 
・初日ということで、多数の様々な業界関係者をお見受けしたが、
それにより完売となってしまった「指定席」の配分は、適切だったのか?
 
・会場設営、指定席・当日券でのお客さんの誘導等で、
開演時間が遅れてしまうのは世の常、ある程度仕方ないとしても、
さすがに「30分遅れ」で始ると、お客さんのテンションは低い。
 
・セットの設営が不安定の為、
本来、シリアスな場面、良い場面で、舞台装置にトラブルがあり、
興を削がれてしまうシーンが多々あった。
 
・色々とシナリオを詰め込みすぎた、あるいは、テンポが良すぎて、
物語が急いで進みすぎてしまった印象が拭えない。
 
と、上記が、主なネガティブ要素。
 
 
・チケット料金、客席の椅子は水準を確保、室内空調は適温で、
長時間の観劇も、快適に観ることが出来た。
 
平井理子さんの起用で、劇中の歌シーンは織り込み済みも、
OPにおける、川瀬ゆう子さん&平井理子さんの曲、
劇中、平井理子さんの熱唱シーンと、
いずれも、良い歌、良い曲でした。
 
・正義役、悪役、それぞれのポジション、役回りを、
各々の役者さんが、立ち回り、熱演、快演されていたのは、
すごく見応えがありましたし、見事でした。
 
以上が、ポジティブ要素。
 
 
今回の公演も悪くはないのですが、
以前のSHAFT公演、
「仙神奇祭 -オワタリ祭異聞-」、「夕焼けのカナタ*アカツキの手前」などが、
涙ボロボロ泣かされるぐらい感動する素晴らしい作品だっただけに、
今回は、正直、今ひとつ、
題材、素材、役者さん方も良かっただけに、
全体的になんらかの『準備不足』が否めない印象を持ちました。
………もったいないと、思いました。
 
 
次回の「SHAFT公演7th PERFORMANCE」は、
来年の夏、でしょうか。
巻き返しを期待、いえ確信していますし、
次回も、必ず観劇に足を運びたい公演であることにかわりありません。