クラナド企画 その1

 
 
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発売まで残り200日。 
 

そこで立ち尽くす。
 

 「はぁ」
 

ため息と共に空を仰ぐ。
その先に発売日はあった。
 

誰が好んで、あんな日に発売を決めたのか。
長い延期が、悪魔のように繰り返されていた。
 

 「はぁ…」
 

別のため息。俺のよりかは小さく、短かった。
隣りを見てみる。


そこに同じように立ち尽くす漢がいた。
同じ三年目。けど、見慣れない顔だった。


薄い髪が、肩のすぐ上で風にそよいでいる。


 「この作品は、好きですか」


 「え…?」


いや、俺に訊いているのではなかった。


 「わたしはとってもとっても好きです。
  でも、なにもかも…変わらずにはいられないです。
  楽しいこととか、うれしいこととか、ぜんぶ、
  …ぜんぶ、変わらずにはいられないです」


たどたどしく、ひとり言を続ける。
危険だ。


 「それでも、この作品が好きでいられますか」


 「わたしは…」


 「予約すればいいだけだろ」


 「えっ…?」


驚いて、俺の顔を見る。


 「次の楽しいこととか、 うれしいことを見つければいいだけだろ。
  あんたの楽しいことや、うれしいことはひとつだけなのか? 違うだろ」


躁。


何も知らなかった無垢な頃。


誰にでもある。


 「ほら、予約しようぜ」


俺たちは待ち始める。


長い、長い発売日を。
 
 
 
 
 
と、上記、去年9月7日のブログに書いておきながら、
各ショップの予約特典を見極めるべく、
ぎりぎりまで予約のタイミングを遅らせて、じっくりと待機し過ぎて、
挙句の果て、予約をし忘れて、
発売当日に慌てて「CLANNAD」を購入しましたsakurakanonです、今晩は。
やっぱり、予約って、大事ですね。
 
 

PS2版 CLANNAD 発売中
中原麻衣 広橋涼 能登麻美子 桑島法子 野中藍 井上喜久子 置鮎龍太郎
榎本温子 神田朱未 阪口大助 田村ゆかり 白石涼子 雪野五月
皆口裕子 中博史 青野武 緑川光 (敬称略 順不同)
 
 

それにしても、
たいして発売延期をせずに、
しかも「春」前に、発売をきちんと間に合わせてくるインターチャネルさん、
今作品に臨む意気込み、力の入りようは、良い意味で凄いです。


PC原作の良質なCGやシナリオ、音楽のハイクオリティをそのままに、
CVで更に付加価値を高めての発売。
早速、実際にプレイしてみましたが、
………作品の各構成、各要素とも素晴らしい出来で驚きました、
いえ本当に。
いつも、これぐらいのクオリティで作品を発売出来れば、
インチャネさん、業界トップ、間違いないと思います、はい。



さて、今日は、CLANNADの『春原』についてです。
主人公の親友であり悪友の『春原陽平』。
CV次第で、ゲームのデキの良し悪しに多大な影響があります、
日常パートにおいての、ある意味「主役」の『春原』。
CVは阪口大助さんでしたが、
良い演技、良い仕事をしています、実に。
主人公と春原のトーク
そして、主人公と春原と坂上智代(シナリオ突入時)の掛け合いトーク
原作の笑いというか爆笑を誘うテキストに沿って、
坂口さんが春原のお馬鹿っぷりを見事に演じています。


自身、プレイ開始5分後に、笑い始めて、
プレイ開始1時間後には、笑いのスイッチが完全に入ってしまって爆笑連荘、
プレイ開始2時間後には、笑いが止まらない状態で、あまりに笑いすぎて、
家族の者に心配されるんじゃないかってぐらいに、
笑いすぎて涙を流しながら(実話)、主人公と春原と坂上智代の掛け合いを、
楽しんでプレイしていました。


春原陽平阪口大助さん、本当に、お見事でした。
 


 
次回のブログも、
クラナド&出演者を鍵に、纏めてみたいと企画中です。